車やバイクを運転していて、
前方にどうすることもできない空間があるのをご存知ですか?
「どうすることもできない」と言うのは、「ブレーキもハンドルも操作できない」
と言うことです。
前方に障害物があったり、歩行者がいても、ブレーキもハンドルも操作できない。
そんな空間があるのです。
「反応時間」と言うのを聞いたことがありますか?
自動車教習所で習います。
この反応時間というのは、アクセルから足を離し、
ブレーキに乗せ変えるまでの時間をいいます。
この時間は個人差がありますが、通常人の平均反応時間は0.75秒
と言われています。そして、この間に走ってしまう距離を「空走距離」と言います。
この「空走距離」はどうすることもできません。
つまり、「空走距離」の範囲内に障害物や歩行者があっても衝突してしまいます。
では、この「空走距離」を縮めるにはどうすればいいのか・・・
答えは簡単です。
ブレーキに足を乗せておくのです。
そうです。「構え」です。
子供が飛び出してきそうな場所や交差点で他車と交差する場合などにです。